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座頭市と用心棒

子母沢寛の原作を「肉弾」の岡本喜八と、「二代目若親分」の吉田哲郎が共同執筆した脚本を、岡本が監督したシリーズ第二十作。撮影は「尻啖え孫市」の宮川一夫が担当。
東宝が誇る偉大なスター「三船敏郎」と、大映に君臨する大スター「勝新太郎」が対峙する画期的な「座頭市」映画である。特オタ的に表現すれば東宝「ゴジラ」対大映「ガメラ」という事になる。また、音楽が「伊福部昭」なので更に特オタ的には盛り上がる。当時の価格で5千万円のオープンセットも見事だが、俳優も東宝演技陣が大活躍している。特に九頭龍役の怪優「岸田 森」は異常なほど素敵だ。
やはり、東映の「近衛十四郎」と匹敵する東宝の「三船敏郎」の孤刀影理流の剣術が冴えている。この二人は映画会社が誇る大スターである事が共通点であるばかりか、座頭市と互角の闘いを演じ引き分けた点、どちらも素浪人であり公儀隠密だった点が同じだ。三船は他にも「天真正伝香取神道流」の免許もあるとされる。
座頭市は海外でも人気は高く、香港では「ブルース・リー」が「ドラゴン怒りの鉄拳」への出演オファーをしたが実現しなかった。ブルース・リーは「カツシン座頭市」のファンであり、その素早い仕込み杖の殺陣をも研究していたと言う。
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発売日: 2003年10月24日
価格: 5040円(税込)
発売元: 東宝
販売元: 東宝
品番: TDV-2739D
映像特典:
劇場予告編/スチール・コレクション(静止画)/スナップで見る撮影現場の風景(静止画)
収録時間: 115分
画面サイズ: 16:9/4:3(LB)
色: カラー
音声: 日本語:DD(モノラル)
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脚本:岡本喜八 吉田哲郎 監督:岡本喜八
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三船敏郎
本名:三船敏郎 生年月日:大正9年4月1日生 出身地:中国・山東省青島
没年月日:平成9年12月24日没
若尾文子
本名:黒川文子 生年月日:昭和8年11月8日生 出身地:東京都
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